フィラリアの予防

フィラリア症に対しては、まず感染を予防することが大切です。 フィラリア症は、きちんとした予防をすることによって防ぐことができます。 また、これ以外にはフィラリア症を予防する方法はありません。

フィラリア症予防のためには、毎年定期的に必ず予防薬を投与します。
一般的なフィラリア症の予防薬は1ヶ月ごとに飲ませる必要があります。

フィラリア寄生虫は2ヶ月で活動し始める

フィラリアの予防

フィラリアが体内に入ってから心臓や肺の血管に移動する準備が整うまでに約『2ヶ月』ほどかかります。
実は、この2ヶ月という期間がとても重要なのです。

フィラリアの感染幼虫が体内に入っても、これらが皮膚の下で生活している間は、犬の体に変化はありません。

したがって、「病気の予防」と言う意味では、皮膚の下で成長を終わらせることができれば、OKとなります。
これらのことから、フィラリアの予防薬は感染幼虫が活動を始める前に投薬しなければなりません。
よって、フィラリア予防薬は1ヶ月ごとに投薬するのがベストとなります。

投薬のタイミングが大切

蚊に刺されてから、フィラリア感染までの順序を簡単に説明します。

1、感染幼虫を持った蚊に刺されることで、幼虫が体内に入る。
2、体内に入った幼虫が皮膚の下や、筋肉内で脱皮を繰り返して成長する

と、ここで投薬ができれば、体内の幼虫を駆除することができます。
しかし、ここで投薬をしなければ、予防薬での駆除ができなくなってしまいます。

3、成長した幼虫が血管内へ侵入し、血液の流れにのって心臓へ移動。
4、肺動脈や、心臓で15~30cmの成虫になり、たくさんの幼虫を産む。

文章だけでも恐ろしいですよね。
どんなタイミングで感染しても、確実に体内移動を開始する前に体内のフィラリア虫を全滅させられるのが、 1ヶ月に1度というタイミングなのです。

フィラリア予防薬の飲ませ方

フィラリアの予防

「毎月○○日に薬を飲ませる」というように、覚えやすい日を設定して確実に飲ませてあげましょう。
もし投薬を忘れて、投薬が数日遅れてしまったとしても、1月に1回、確実に服薬させてください。

またこの投薬は1年通して、というわけではなく、蚊が媒体となる寄生虫のため、 予防薬を投与するのも蚊が発生する時期、ということになります。

蚊が飛ぶようになったら投薬を始め、蚊がいなくなってから1ヶ月以上経ったら終える、というような流れです。
一定気温以下のときは蚊の体内にはフィラリアの感染幼虫がいないこともあります。 したがって、地域や毎年の気候によって投薬の時期は変わりますし、寒い地域から暖かい地域へ移動した場合は、 投薬期間をのばす必要があります。

しかし蚊がいなくなったと勝手に判断して投薬をやめてしまうと、感染してしまう場合もあるので注意が必要です。

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